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ペットボトルに必ず付属しているラベル。リサイクルする場合はこのラベルを剥がす必要があるのですが、韓国ではリサイク率向上や廃プラスチック削減のためラベルフリーの製品が販売されはじめていると報じられています。

ハンギョレ新聞にとると、コカ・コーラ社は韓国で販売される炭酸飲料で初めてのブランド帯つまりラベルを除去した飲料製品を発売すると発表しました。韓国では他にも今月26日ロッテマートブランドのボトルを販売している他、コンビニシユという企業もラベル古い―の製品を来月から販売するとしています。

음료업계 ‘라벨 프리’ 바람 “반갑지만 수거까지 잘 될까” : 환경 : 사회 : 뉴스 : 한겨레

ラベルフリー製品に関しては環境省が昨年12月4日に飲用水基準と規格と表示基準告示を改正しており従来のような商標帯(ラベル)がついていない飲料水の販売を認めていた流れになります。

これに関して消費者は概ね歓迎する反応を寄せています。それはリサイクルするにもピッチリ張りついたラベルを剥がす必要があり煩わしさがあったためだとのこと。また専門家も分別の手間を無くし同時にプラスチック廃棄物の排出自体を減らすことができると高く評価したしています。


ただ、現状としてリサイクルゴミ選別現場ではまだ変化を体感することが容易ではないとしています。これはラベルフリーの製品のみを別途回収システムが無く、結局廃棄物の回収の過程ではまだラベルがついた廃棄物と混ぜた状態で捨てられるためです。確かにラベルフリーはゴミは減る効果はあるものの入り混じった廃棄物からラベルがついたプラスチック製のボトルを排除する手間は変わらないといい、民主労総区資源循環センター分会長は「別途回収システムを並行しなければならなかった」と述べています。

何れにしてもラベルが無くなることで今後ラベルフリーのものは多くなっていくと考えられるのですが、その効果を実感できるまでは年単位の時間がかかると考えられます。