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先月、韓国海軍が保有する潜水艦の中では最新鋭となる214型通常動力型潜水艦が故障しタグボートで帰港することになった問題に関して、韓国メディアによると、過去に同様の問題が発生していた推進電動機に入っている電源変換装置が故障たことに原因があった発表しました。

2021年1月22日、南東部の慶北浦項という地域沖の日本海で定期点検中の航海で214級潜水艦で推進系統異常警報が出たことを受け動力を停止。その後、修理することができず結果的にタグボードを呼び軍港に帰港した出来事に関して、聯合ニュースによると潜水艦のスクリューを回転させる電源変換装置が故障が原因だと発表しました。

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この事故は韓国海軍が保有する214級潜水艦で同じ系統で異常が発生し繰り返されているとし、海軍は全数検査に乗り出したとしています。

1月31日、軍によると214級潜水艦のトラブルは推進電動機のインバータモジュール(電源変換装置)の一部が故障したことが原因とし、インバータモジュールは合計12個入っており、うち1つで問題が発生していたことがわかったとしています。インバータモジュールは潜水艦のスクリューを回す推進電動機の核心部品とのこと。

海軍によると、2019年10月末にも214級潜水艦の2番艦でも同じ推進電動機が故障。設計したドイツのシーメンスは部品を送って修理したものの、2021年まで修理と整備をしなければならないことがわかり故障から2年以上も経過しているとのこと。

つまり2隻で同じ系統の部品に問題が発生したということになり、残り7隻についても故障が発生する可能性が高く安心できない状況だという指摘が出ています。海軍は他の214級潜水艦の推進電動機も問題がないかどうか全数検査を行っているとしているものの現時点では故障箇所は見つかっていないと説明しています。

何本格的な調査を行なうためには対象の潜水艦は任務から外す必要がありその間は作戦任務に投入することはできなくなります。214級潜水艦が作戦任務に出ることが少ないという疑惑が指摘されていたことについても、実は故障がそもそもの原因ではないかと見られています。

ちなみに今回故障した推進電動機部品は、知的財産の保護の部品となるためドイツ側と技術陣の協力なしに海軍側が勝手整備することができなとのことで、韓国海軍としてはドイツから推進電動機の部品輸入し交換する予定としています。
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