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最近、アメリカではトランプ政権の共和党からバイデン政権の民主党に政権交代がありました。アメリカでは政権が変わるたびに大きく宇宙政策が変わることがあったのですが、今回はどのようになるのでしょうか。

ブッシュ前大統領時には月、そして火星を目指すという『コンステレーション計画』が進められたものの、政権交替が発生しオバマ前大統領ではそのすべてをひっくり返し『有人小惑星探査』に変更。次のトランプ前大統領はやはり小惑星探査計画をひっくり返し、同じ共和党のブッシュ前大統領のアルテミス計画に近い月の有人着陸を行い将来の有人火星探査を目論む『アルテミス計画』が誕生しました。

女性初の月面着陸を目指すアルテミス計画、月面滞在は約1週間を予定
アルテミス計画

そして今回、オバマ前大統領と同じ民主党が再び政権を握ることになったのですが、トランプ政権下で生まれたアルテミス計画は一体どうなるのか。

これに関してスペース.comによると、ホワイトハウス報道官のジェン・サキ氏によると「アルテミス計画を通じて、米国政府は業界や国際的なパートナーと協力して、宇宙飛行士を月面に送ります。別の男性と女性を月に送ります」と記者団に語り、現時点でアルテミス計画で月面に再び宇宙飛行士を着陸させるという構想に変更は無いとしています。
またNASAとしては欧州宇宙機関(ESA)やカナダ宇宙機関などの業界および国際的なパートナーの助けを借りて、アルテミスの目標を達成する予定でサキ報道官もコメントの中でゲートウェイ構想で新しい科学を生み出すというNASAの目的についても言及していたとのこと。

また将来の有人火星探査構想に関しても、サキ報道官は「火星への中間地点であるアルテミス計画はその機会を提供します」と話し、こちらも従来通り変更はないとしています。

ただ現在予定しているアルテミス計画で最初の有人月面着陸を2024年中に行なうという計画については現在難しいのではないかという見かたがつよく2028年頃までに先送りされる可能性がでているとのことです。