プロペシア

薄毛・AGA(男性型脱毛症)治療として用いられている薬の一つとして、アメリカのメルク社が開発した「プロペシア」があります。現在はジェネリック医薬品も販売されているのですが、この薬に関してその副作用としてうつ病や場合によっては自殺衝動を引き起こす可能性があると海外メディアが報じています。

韓国メディア『フィナンシャルニュース』によるとロイター通信がは、ニューヨークのブルックリン連邦裁判所に提起された訴訟資料として、プロペシアの開発製造元となるメルク(MSD)がプロペシア服用時のうつ病を誘発し自殺衝動を引きおこす副作用を知りながらこれを隠していた可能性があると報じています。

記事によるとロイターは、メルク社は少なくとも2009年から服用後の深刻なうつ病を患ったという報告を200件以上受けたが報告事例があったもののその件数が「あまりにも少なく、具体性がない」と判断したと伝えています。

プロペシアの副作用に関して医学界でも自殺衝動またはうつ病のリスクが高いという研究結果を出しており既に欧州やカナダの保健当局はこれに対する警告文を挿入するように指示しています。


一方、韓国メディアによると韓国メルク社は副作用の隠蔽疑惑を否定したと報じています。韓国メルク社は「韓国、米国、欧州のプロペシア製品マニュアルには自殺とうつ病についての情報が明示されている」とし「製品マニュアルは、オープンされた資料として会社が以上の事例を隠したという主張は事実ではではない」と述べた。つまりこのような副作用はあると最初から記載しているという主張です。
実際にプロペシアの国内承認事項として警告文に自殺を考えたりやうつ病の可能性が記載されているそうです。

韓国メルク社は「薬を1㎎を投与した国内の患者がうつ病、自殺衝動、精神的症状が報告されたことがある」とし「精神的症状の患者の発生時に投与中止後、医療関係者に相談するように製品の警告文に正確に明示している」と強調しています。


プロペシアは脱毛を引き起こす男性ホルモンを抑制する初の経口用脱毛治療薬である。フィナステリドとも呼ばれているこの薬は当初、良性前立腺肥大症の治療のために開発された薬だったものの研究の過程で毛髪の成長を促進させることができる事実が明らかになり、以降は脱毛治療薬として使われるようになりました。

プロペシアは毎日1mgずつ服用しこれを3ヶ月以上服用しなければ治療効果が示されないといい、効果を維持するためには継続的な服用が求められます。また服用を中止すると12カ月以内に治療効果が消えることも知られています。

参考
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