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ようやく納車された車。運転席に座ると新車独特の匂いがするのですが、実はこの匂いの中には発がん物資であるベンゼン、ホルムアルデヒドが含まれており、最新の研究では短時間の通勤利用でも人体の許容範囲を超えると発表しました。

カリフォルニア大学の環境毒物学の教授らが行った研究として、自動車製造で使用される2つの発がん物質が通勤の車利用程度でも許容できないほど高レベルになるリスクがあることがわかったとしています。

これはアメリカの国勢調査データから通勤時間を推定したもので、平均的なアメリカ人は往復で1時間ほど通勤時間がかかっており、その中でも車を使った通勤者のみ調査したというもので、結果、毎日20分を超える通勤時間は許容範囲を超える不健康な化学物質に晒されてることになるとしています。

まず、この新車独特の匂いは硬質・軟質プラスチックから接着剤、繊維、発泡体、また車の外装に使用されている材料には揮発性が高い化学物質が使用されており、このような物質が窓を開けない限り車内など狭い空間に蓄積されていくことになるといいます。

過去住宅、職場環境における化学物質の有無が健康を害する可能性があるとして様々な研究がされてきたものの、今回は同じようなもので車内に蓄積された化学物質が一部のドライバーに対して懸念材料になる可能性が示されたものだとしています。

掘り下げると、今回調査の対象となった化学物質は5つありその2つはよく耳にするベンゼンホルムアルデヒドです。これに関しては一般的な新車であれば1日20分程度車を使うことでカリフォルニア州が定める許容範囲を超えるとしています。ベンゼンはゴムや染料ホルムアルデヒドはカーペットや塗料に使われているとのこと。

研究者によると根本的に解決するには自動車の製造工程でベンゼンやホルムアルデヒドなどの化学物質をより有害性の低い代替物質に置き換える必要があると訴えています。



主要な内容は以上なのですが、要は新車であっても窓を軽く開けたり外気循環を取り入れることで少なくとも軽減することができるというものになると思います。新車の匂いが好きな方もかなり多いと思うのですが、特に車の乗り始めなど車内に溜まっている時は外気を取り入れてリスクを抑えるという対応が求められます。
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