NASA、アメリカ航空宇宙局が2020年7月末に打ち上げた火星探査車パーサヴィアランスが日本時間、2021年2月19日に火星着陸に成功したと報じられました。今回は具体的にどのような探査車なのか今後の探査予定をざっくりと紹介していきます。
地球から距離にして5億km。最近、地球と火星が大接近したというニュースを耳にし夜空を見上げた方も多いと思いますが、その時一路火星をめざしていたのはNASAの新探査車 パーシビアランスです。地球と火星は公転軌道から数年に一度大接近し、火星探査車や探査機はこのタイミングに合わせ打ち上げが行われます。
こちらがパーシビアランスの大気圏再突入から着陸のアニメーションです。このアニメーションのデキの良さを見てもわかるように相当力を入れて今回のミッションが行われていることが分かります。
パーシビアランスが今回着陸した地点はジェゼロと呼ばれるクレーター内部です。
こちらがジェゼロクレーターです。矢印の先が着陸場所になります。
こちらが拡大写真。青枠が今回NASAが予定した着陸地点です。この青枠の大きさは7.7km×6.6km。右下のマークが今回の着陸地点になっており、中心点から僅か2km程度の誤差という驚異の精度で着陸させることができました。
探査車が撮影した写真(参考)
パーシビアランスを見てもわかるようにこの車輌は現在火星で稼働しているキュリオシティと同じデザインになっており事実上、兄弟(姉妹)ということになります。ただ、搭載されたものは大きく異なっており、重量もキュリオシティの900kgから1025kgに100kgも以上も増加。この手のローバーとしては史上最大となりました。
パーシビアランスのミッションは以下のとおりです。
このように火星の土壌を調査するという科学調査というよりもパーシビアランスは火星に生命を第一に調査するというものになっています。
パーサヴィアランスは7つの科学調査機器と合計19台のカメラを搭載、さらにインジェニュイティというこちらも世界初の地球外惑星で使用するドローンを搭載しており、これにより予定ではパーシビアランスりも3倍早く移動することができるとしています。
今回パーシビアランスが送り込まれたクレーターはかつて巨大な湖(海)があったとされ、科学的にかつて存在していたであろう地球外生命体の痕跡が何らかの形で発見される可能性が高まっています。
こちらがパーシビアランスの大気圏再突入から着陸のアニメーションです。このアニメーションのデキの良さを見てもわかるように相当力を入れて今回のミッションが行われていることが分かります。
パーシビアランスが今回着陸した地点はジェゼロと呼ばれるクレーター内部です。
こちらがジェゼロクレーターです。矢印の先が着陸場所になります。
こちらが拡大写真。青枠が今回NASAが予定した着陸地点です。この青枠の大きさは7.7km×6.6km。右下のマークが今回の着陸地点になっており、中心点から僅か2km程度の誤差という驚異の精度で着陸させることができました。
探査車が撮影した写真(参考)
パーシビアランスを見てもわかるようにこの車輌は現在火星で稼働しているキュリオシティと同じデザインになっており事実上、兄弟(姉妹)ということになります。ただ、搭載されたものは大きく異なっており、重量もキュリオシティの900kgから1025kgに100kgも以上も増加。この手のローバーとしては史上最大となりました。
パーシビアランスのミッションは以下のとおりです。
- 生息可能性の探索:微生物が生息可能な過去の環境を特定
- 生命存在指標 の探索:そのような環境に生息していた可能性を有する過去の微生物の痕跡を、特にその痕跡が長期間保存されていることが知られている特殊な岩石の中から探す
- サンプルのキャッシング:コアロックとレゴリス(「土壌」)のサンプルを収集し、火星の表面に保存する
- 人間のための準備:火星の大気から酸素生産を試行する
パーサヴィアランスは7つの科学調査機器と合計19台のカメラを搭載、さらにインジェニュイティというこちらも世界初の地球外惑星で使用するドローンを搭載しており、これにより予定ではパーシビアランスりも3倍早く移動することができるとしています。
今回パーシビアランスが送り込まれたクレーターはかつて巨大な湖(海)があったとされ、科学的にかつて存在していたであろう地球外生命体の痕跡が何らかの形で発見される可能性が高まっています。