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韓国国防部によると、今後開発するF-35Bを運用可能な軽空母に関して、2033年までに配備する計画を発表しました。

朝鮮日報によると今月22日、国防部と防衛事業庁は第133回防衛事業推進委員会で軽空母(CVX)事業推進基本戦略案を審議し導入に関して議決したと発表しました。

投じる予算は2兆300億ウォン、約1930億円規模。これはあくまで軽空母本体1隻のみの予算であり空母艦載機となるF-35B、これを中心に運用する護衛艦などは別の予算が組まれることになるとしています。

今回なぜ韓国が本土以外の防衛拠点もない狭い排他的経済水域、面積としては日本の1/8という程度で軽空母を必要としているのか。単純に日本が出雲型護衛艦を改修してF-35Bを搭載可能な軽空母にする点、そして中国の海軍力増強だと説明しており、少なくとも対北朝鮮というものではないと考えられています。

朝鮮日報によると今回の軽空母導入に関しては韓国軍内外から「朝鮮半島自体が巨大な不沈空母なのに、数兆ウォンの予算を軽空母に投入するのは税金の無駄だ」と指摘しており、軽空母ではなく極超音速ミサイルなどを優先するべきだという意見もでているとのことです。

参考:朝鮮日報