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中国が現在開発・建造を進めているという空母に関して、その艦載機となる写真が公開され話題になっていると報じられています。

China Aviation Newsという航空関連のニュースサイトの公式SNSアカウントが、昨年2020年に中国航空工業集団瀋陽研究所の軍事科学研究を紹介する内容を報じたものに添えられた写真の中に新しい空母艦載機に関する写真が含まれていたという内容です。

疑弹射型歼-15T座舱照曝光 新把手新平显引关注[图]|多维新闻|中国

当該写真には中国の国旗の前に戦闘機が映し出されていたものの、その戦闘機のキャノピーの左右に2本のハンドルが搭載されていることがわかったというものです。

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この機体はJ-15Tというこれまでカタパルト射出に対応した艦上戦闘機を開発していることが明らかになっており、この機体ではないかとされています。



同様にカタパルトから射出される艦載機には配置やデザインは異なるもののパイロットが手を添えるハンドルが同じ位置に搭載されています。アメリカ海軍のF/A -18ホーネットやF-35Cでも同じです。

なぜこの位置にハンドルが搭載されているのか。それには理由があり、空母から艦載機を射出する時にパイロットがその衝撃で姿勢を崩し、例えば操縦桿などに体をぶつけ墜落することを防ぐため体を支えるための構造になります。
実は空母から射出されるパイロットは射出される過程で操縦桿は一切握っておらず、このハンドルに手を置くなどの対応がとられています。

これらの事実からJ-15Tは空母からカタパルトを用いて射出される機体であることは間違がないという意味になります。