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季節は春。植物が芽吹き始める頃ですが、先日中国で歯の隙間からイチゴが発芽し芽がでてくるという謎の出来事があったと報じられています。

韓国メディアSBSによると、江蘇省の地元メディアなどが伝えた内容として、蘇州で歯科を運営している医師がオンライン上で掲載した文章が話題になったているといいます。

[Pick] 양치 제대로 안 하면…치아 틈에서 꺼낸 '딸기 씨' 상태 | SBS 뉴스

これは日本の歯科医がフェイスブックやブログで内容を公開しているというような認識でいいと考えられるのですが、その文章によるとこの医師は最近の違和感を訴える患者の歯隙に挟まっていたイチゴ種を除去したところ、なんと発芽していたと説明しています。
合わせて公開された写真には、実際に確かに小さく芽が出ている様子が確認できました。

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このニュースが伝えられたところ、ネット上では「発芽するわけない」「いや、発芽するだろ」などと様々な反応があったといい、江蘇省の地元紙は専門家を訪ね事実なのかどうか確認したとのことです。

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これに関して、今回種を摘出した歯科医ではない南京市の第一病院口腔内科主任教授は、「口の中の温度と湿度は、イチゴ種子の成長を支援するには良い環境だ」といい、蘇州歯科医の文章は嘘ではないのではないかと答えました。

また「歯の間に残った食べ物の残りカスがイチゴ種子の発芽に必要な糖分やその他の栄養素を供給することもある」とし少なくとも発芽することはありえると主張しました。

ただ、教授は「他にも診療してみると、口の中病菌が原因で慢性気管支炎や細菌心臓内膜炎などかかった患者がいる」といい、「口腔清潔のために食後は歯磨き習慣を必ずかけて最低でも1年に1回は歯科への定期検診を受けなければならない」と話しています。