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大気中に物質を撒くなどして人工的に雨を降らせる人工降雨機。これについてはロケットのようなものから有人機までいくつかタイプがあるのですが、先日中国で有人機が墜落し5人が死亡する事故があったと報じられています。

事故があったのは現地時間3月1日、江西省吉安から飛び立った航空機が人工降雨中に突然墜落。搭乗していたパイロットら5人が死亡し、墜落した地点にいた地上の村人が軽傷を負う事故がありました。

記事によると江西気象局は1日15時19分にB-10GDという航空機が人工降雨任務中に吉安県に落下。民家で火災が発生したと通知 。現場では火災が発生し3軒の家屋が被害を受け、1人の村人が軽傷を負って医師に送られました。死亡した5人はこの機体に搭乗していた人で全員が死亡しました。現時点で事故の原因は明らかになっておらず、今後事故調査が進められるとのことです。



また、事故の様子は地上のライブカメラなどで撮影されており映像によると飛行機が墜落し、農地の近くの家に衝突する様子がうつしだされていました。墜落後現場では濃い煙が発生し数メートルの高さまで上昇。火災が発生した家に大規模な被害がでており激しい火災が発生しました。

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当局によると死亡した5人のうち3人は人工降雨を行う気象局員で、他の2人は北庄総合航空の乗務員でした。江西気象局長はは事故発生をうけて緊急会議を行い、事故調査チームを設立しています。墜落の原因は民間航空の専門家による分析が必要としており事故の原因を調査することを約束しました。