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新型コロナウイルスのワクチンとして欧米で開発されたものが日本や韓国では既に接種が始まっているものの、一方韓国では今月5日時点で22万人あまりが接種したもののうち6人が因果関係はわかっていないものの死亡したと報じられています。

韓国メディア中央日報によると、大韓民国保健福祉部傘下の行政機関にあたる疾病管理庁の発表として今月5日時点で22万人の一般人を含む国民に対してアストラゼネカおよびファイザー製のワクチンを22万人、全国民の0.43%にあたる人口の接種が終えたとしてるものの、接種後に死亡した事例が追加され合計で6人になったと報じています。

記事によると22万人のうち何らかの副反応を訴えた人は1558人としており、頭痛や発熱、吐き気、嘔吐など軽微な事例で、うち13件はアナフィラキシーと疑われる事例。また、けいれんも1件ありこれは初めて申告されたとのこと。この13件のアナフィラキシー反応と考えられる事例に関しては比較的に軽いものだったとしています。

一方で、死亡した人については京畿、高陽、平沢、大田と全北など、基礎疾患があった50~60代の人で。うち1人は重症障害施設の20代です。

接種後の因果関係がよくわかっていない死亡例については海外でも報告されており、例えばイギリスでは10万人当たりで2.97人が確認されています。同じアストラゼネカワクチンにおける死亡率で見た場合は韓国における死亡率は10万人あたり1.32人とのこと。
ファイザーやモデルナなどアメリカではCDCの発表として1381人が死亡しており、死亡率については10万人あたり1.8人となっています。

問題はこれらワクチンによる副反応による死なのかという点です。これに関して中央防疫対策本部の2部長は「全世界で既に接種が約5億6000万回以上行われているものの現在まで因果関係が立証された死亡事例は報告されていない」と話しています。

このような報道でワクチン接種控えが出ることの懸念については「基底疾患の人(糖尿病や高血圧など病気に対して脆弱な人)は新型コロナウイルス感染症に感染した場合、死亡する可能性が高いためワクチンを接種しないよりも接種した方が本人にとっていい」と主張しています。