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中国メディアによると、今月深圳東海航空が運用する飛行中の旅客機内で機長と客室乗務員が殴り合いの喧嘩をはじめるという理解しがたいことが発生していたと報じています。

中国メディア『澎湃新聞』によると中国民用航空局が今月15日に発表したもので、問題を起こした深圳東海航空に関しては新規路線の申し込みなどを一定期間停止する措置が下されたと報じられています。

そもそもこのトラブルはネット上に投稿されたことで発覚、その後当局による調査が行われていたものになります。

それによると、喧嘩が発生したのは旅客機が着陸の50分前に起きたといい、そもそもの発端は乗客が機内のトイレを使おうとした時の対応が原因でした。

当時、旅客機は自動操縦モードで飛行しており副機長を残して機長がトイレに入りました。その後、乗客がトイレを使おうとしたため乗務長は座席で待つよう指示したといいます。しかし、この乗客が指示を無視しトイレの前に居座り続けたといいます。
その後トイレから出てきた機長は客が目の前に立っている様子をみて客室乗務員に対し「職責を果たさず、飛行の安全に影響を与えてる」などと思い、その後言い争いになり結果的に殴り合いになったといいます。

当局はこの事態の発覚を受けて機長に対して免許の取り消し、客室乗務員に関しては行政処分、深圳東海航空に対しては当事者に関係する管理者への責任追及などの措置となりました。

このようなトラブルは海外でこれまでも報じられており、例えば、2016年12月には韓国のアシアナ航空の機長と副機長がコックピットで殴り合いの喧嘩をしていたほか、2017年10月には同じく韓国のアシアナ航空で機長とチーム長が操縦の引き継ぎを巡って喧嘩を始め、コックピット内でペットボトルを投げ合うなど明らかに問題となる事態も発生しています。