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ようやくワクチンが始まった韓国や日本。一方、ワクチンを接種したものの新型コロナに感染する人がでているものの、韓国ではこれまで30人確認されているといいます。今回は、なぜ2回接種しなければならいのか、ワクチンの効き始めまで日数を要することを紹介していきます。

ソウル新聞は防疫当局の発表として、接種後7日以内に新型コロナに感染した人が13人で、全体の43.3%を占め、他の17人は8〜14日つまり接種後2週目に感染したとのこと。内訳はアストラゼネカワクチン接種者が27人、ファイザーが3人でした。

[서울신문] 백신 접종받고도 왜 30명은 코로나 확진받았나

これに関して予防接種推進員の班長は「ワクチン接種を受ける前、または接種を受けた直後の免疫が生成される前に感染したと推定される」と説明しています。

新型コロナワクチンは通常のワクチンと同じように、2回接種し2週間後に完全性能を免疫機能を発揮します。英国オックスフォード大学によると1万7000人(18〜55歳)を対象に実施した臨床試験の結果によると、アストラゼネカワクチンの効果は1次接種後は22日目に現れ、その後の効果は少なくとも90日間まで76%の予防効果が維持されました(維持期間は調査期間が短いため)。さらに12週後の2次接種後の効果としては82.4%となりました。

イスラエルと米国の研究チームの調査では、ファイザーワクチン1回接種2〜3週間後に57%の予防効果で2次接種を受け1週間以上経過した後の予防効果は94%を示しました。1回接種だけで効果があることは1つの抗体が形成されるまでに時間がかかり、接種直前または直後ウイルスに晒された場合、ワクチンの保護効果が十分に発揮されないことを意味しています。

国民がワクチン接種が恐れ1次接種だけで済ませようとしているものの専門家は「2回目の接種を受けなければならない」と説明しています。