image_39

軍事、経済、化学…欧米を超えたいがため明らかに不自然で無理なことをしている国、中国。最近中国で発表された論文の数がアメリカを抜いたなどと意味不明なことが報じられていたのですが、実はその背景には金を支払って購入された捏造論文を大量に量産し発表していることが明らかになりました。

どれほど偉大な科学的発見を成したとしても、「論文」の形式で発表しなければ公に認められたことにはならないため、「論文が学術誌に掲載される」というのは学術界で大きな意味を持ちます。しかし、論文が掲載されたという結果を得るためだけの「ニセ論文」が特に中国で多数提出されており、学術誌Natureは2020年1月以降で「ニセ論文の疑いがある」とされた論文は1000本以上に達すると発表しています。

GIGAZINE
image
国・地域別論文数のそれぞれ「2006〜08年」「2016〜18年」の上位10位(NISTEP)

こちらが過去の論文数と最近の論文数です。このように2016~2018年の年平均の数がアメリカを抜いて中国が一位となりました。しかし、2006年~2008年の数に比べると明らかに異常な伸び率をしているのが同じく中国です。これは異常というよりも違和感しか無いのですがその背景に一体何があるのか。

記事によると、中国が論文数を捏造しているという疑惑については、2021年1月にイギリスの王立科学協会の査読付きオンラインジャーナルのRSC Advancesが「掲載済みの論文68本がニセ論文だったと判明した」と発表。RSC Advancesの調査によると、偽論文同士で比べた場合には構造ないしはテンプレートが非常に似通っており組織的に大量生産されたものだと考えられると発表していました。

またNatureが行った調査では2020年1月以降に撤回した大量生産のニセ論文は370本以上、『疑いがある』とされた論文は1000本以上に達する」と発表。この数はいずれも中国でのみ発表された論文です。

中国における偽論文については例えば医師が提出しているものについては昇進の条件に学術誌に論文が掲載されることを条件にしている場合が多く、これが出来ない場合、偽論文を購入し昇進する場合があるとのこと。実際に中国の勤務医が発表している論文数は過去20年で50倍という、明らかにおかしい数に達しているとのこと。

つまり何者かがそれっぽい論文を捏造し、昇進したいがために金で買って著者を載せ替えて発表しているということになるのですが、中国ではこの論文の発表をすることでボーナスがでる場合もあるとのこと。

中国政府はこのようなことを止めさせるよう指示をだしているものの、一度始めたものをそうやめることもなく、明らかに不自然な論文数は捏造された偽論文と再現できるはずもない論文を出すことで、あたかも欧米を超えた自画自賛するといういつもと同じ流れになっています。
このエントリーをはてなブックマークに追加