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1980年代に開発され、初飛行した1度だけ無人で宇宙に飛び立ったソ連版スペースシャトルと言われている『ブラン』。このスペースプレーンを開発したNPOモルニヤが新しい民間用スペースプレーンを5円以内に開発すると発表しているそうです。

ロシアの軍事系ニュースサイト『Военное обозрение』によると、NPOモルニヤは軌道を周回可能な再利用可能なスペースプレーンを開発するとし、この作業が現在進行中だという内容が同社のホームページに掲載されているとのこと。

NPOモルニヤのゼネラルディレクターによると、新しいスペースプレーンは「今後5年以内に宇宙に飛び立つだろう」と話しています。

NPOモルニヤはソ連の航空省の本部として設立された企業で、その後再利用可能な宇宙船、ブランの開発に携わりました。その後はソ連が崩壊するなどして混乱があり、現在は軍事向けのミサイルなどを開発しており、供給も行っているとしています。



NPOモルニヤはロステックというWikipediaによるとロシアの国営コングロマリットで兵器、航空機、自動車、電機といった戦略上重要な工業製品の開発と輸出を目的とした巨大国策会社の一部です。

具体的にどのようなスペースプレーンになるのかは明らかになっておらず、これはアメリカが行うとしている民間宇宙旅行に対抗したものだと考えられます。いずれにしても5年以内に行うとしているものの、NPOモルニヤとしては具体的なスペースプレーンの開発実績がブラン以降無いことを考えても非常に難しいと考えられます。

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ソ連版スペースシャトルことブランは1988年11月に宇宙に無人で飛び立ち206分間軌道上を飛行。その後、発射場所であるバイコヌール宇宙基地の滑走路に自動着陸させました。1992年に宇宙飛行士を載せた有人飛行を行うとしていたものの1991年にソ連が崩壊したことを受け初飛行以降の打ち上げは一度も行われることはありませんでした。
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