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これまでも生の肉を食べたことで様々な寄生虫に侵された人を紹介しましたが今回はサナダムシです。タイメディアによると、なんと過去半世紀で最大という体長18m近いサナダムシを体内に飼っていた人間が出現したと報じられています。

今月21日、タイ寄生虫研究センターの公式Facebookページは、ノンカイという地域の市民のケツから長さ18メートルという桁違いの長さのサナダムシが摘出されたと発表しました。

吃生肉惹祸 医生从患者体内取出18米长寄生虫(组图) - 条条闻

研究センターによると、摘出された人は主に生の牛肉を食べたためにサナダムシに感染したと説明しています。サナダムシは人体に30年以上生き続けることができる寄生虫です。

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ただ、感染した場合は「定期的に虫下しの薬を服用することで殺虫することができ、サナダムシは長く成長することは稀だ」といいます。しかし、今回の患者は例外で少なくとも過去50年間でタイで発見された最長のサナダムシを体内に飼っていました。

研究センターは「食習慣を変える必要性がある」と説明しており、「患者の家族も同じ生肉を食べ確率が高く寄生虫感染有無を確認するために検査を提案しました」と話しています。

ちなみに今回戦艦の主砲並の長さのサナダムシを体内に飼っていた人物は67歳の男性とのことで、30年間生き続けていたとすると30~40代のことからお腹の中にいたという、想像しただけでも恐ろしいことになります。

日本では肉などはじっくり焼かずに半生で食べることが食通みたい表現になっているのですが、同じことを衛生状態が良いとは言えない国でやった場合、様々な感染症を患うことがあるため注意が必要です。