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みなさんも子供の頃「子供はコーヒーを飲んではいけない」などという言葉を耳にしたことがあると思います。多くの人が子供とコーヒーは悪影響があれると思っていると考えられるのですが、特に問題視されている『カルシウムが排出される』などという内容は科学的には根拠がないことが確認されているそうです。

科学系を分かりやすく紹介しているニュースサイト『sciencealert』によると、海外でもコーヒーは子供に悪影響を与えるということがよく言われているそうなのですが、答えはハッキリと「ノー」といえるとのことです。これまでの研究からコーヒーおよびそれに含まれるカフェインが子供の成長に発達を妨げるという証拠は見つかっていないとのこと。

Does Coffee Really Stunt Children's Growth? Here's The Science

カフェインといえばコーヒー以外にも私達日本人が普段から口にするお茶にも含まれているものの、お茶は飲んではいけないとは耳にしません。当然紅茶もしかりです。

ではなぜコーヒーが子供に悪影響を与えるなどと間違った認識が植え付けられたのか。当然これも誤った研究にあります。

1980年代に『カフェインがカルシウム排泄の増加につながる可能性がある』などと半ば誤った研究結果が示されたことが原因です。研究では定期的なコーヒーの接種は骨粗鬆症のリスクが高いといういくつかの研究が示されました。

カフェインが骨を弱めるということは「成長が著しい子供の身長が低くなる」など根拠の無い考えが広まりました。実はこの研究は何も間違ってはいません。カルシウムの排出云々というのは別の問題が関係していることが判明しました。


実はコーヒーを飲む人はそもそものカルシウムの主要な供給源である牛乳の消費量も少なくなる傾向があることがわかりました。つまりコーヒーがカルシウム不足を引き起こしているのではなく、コーヒーを飲むため牛乳の摂取量が減りカルシウムの不足になっている傾向があることがわかりました。

その後、ハーバードヘルスパブリッシングによると、その後の研究では、骨粗鬆症とコーヒーの消費量との間に関連性は見られないことが確認されているとのことです。

では明日から大人も子供も大量にコーヒーやお茶を飲んでカフェインを接種してもいいのかというとそうでもありません。ジョンズホプキンス医学によれば、子供はそもそも体が小さいので大人と同じ量のカフェインを接種した場合その影響が顕著な効果となって現れることがあります(毒物の致死量が体重ごとに異なるとの同じ)。そのため、米国小児科学会はコーヒーは当然幼児は控え、青年についてもコーヒーと飲酒は制限することを推奨しているとのことです。 
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