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高齢者の病として今も治療が難しい認知症。その原因はアミロイドβとタウタンパク質が異常に蓄積することで発生するのですが、このうち記憶障害が発生するときに蓄積が始まるタウタンパク質について実は男女差があり、特に女性が遥かに多く溜め込んでいることが分かったと報じられています。

世界中で3000万人以上がアルツハイマー病を患っているのですが、このアルツハイマー病とは一般的に認知症が最も一般的な形態となって現れます。これを引き起こすのはタウとアミロイドβです。
アルンド大学の研究者によると、アルツハイマー病で凝集する最初のタンパク質となるのはアミロイドβです。これについては男女で最初の病期の影響を等しく受けており分析結果として、アミロイドβの蓄積に男女差は見られませんでした。
しかし、記憶機能障害はタウタンパク質が蓄積し始めた後に発生します。これまでの研究から男性よりも女性がアルツハイマー病による記憶障害の影響を受けていることがわかっているのですが、研究者は今回、タウタンパク質が女性のほうが蓄積率が高いことを発見しました。

研究者によると、女性は男性のグループとして蓄積率が75%高いことが分かったとしています。これは相当な差になるのですが、今回の研究でアメリカ人の209人の女性と210人の男性を調査した結果から明らかになりました。

問題なのは、現時点でなぜ男性よりも女性のほうがタウタンパク質の蓄積が速いのかがよく分かっていないという点です。食生活や日常的な行動、運動、酒、喫煙などでこのような大きな差が出るのかという疑問があるのですが、女性だけがしている特定の何らかのモノにこれを引きこす物質が含まれている可能性も考えられます。
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