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中国海軍が2019年12月より運用している空母002型空母『山東』。これに関して先日、中国国営テレビが山東の艦載機格納スペースとなる格納庫甲板を公開しました。

これは今月、中国国営のテレビ局、CCTV『中国中央テレビジョン』のニュースルームの番組内で取り上げたもので、メディアとしては初めて山東の格納庫甲板の独占取材が許されたとのこと。

何时与辽宁舰结伴而行?央视探访山东舰机库画面曝光_高清图集_新浪网

山東は2019年に軍に引き渡され就役したものの、戦闘訓練を行っている段階だといい、将来に向けた戦闘能力の早期形成に向けて運用を行っているとのこと。



さて、今回初公開された002型空母山東の格納庫甲板。この空母は准同型艦となっている旧ソ連製の空母を001型空母として就役させた遼寧を改修したもので、これをベースとして中国仕様に建造したものが山東になります。

▼初公開された山東の格納庫甲板。ここに戦闘機などを収めエレベーターで上部の飛行甲板に出す
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Wikipediaによると、遼寧と山東の違いはいくつかあるのですが、その1つとして格納庫甲板があるといい、001型空母遼寧に比べ大型化されているとされ、遼寧はJ-15戦闘機を24機搭載可能であるのに対し、山東は32~36機搭載が可能だとしています。

中国ではこの空母以外にも3隻目となる003型空母の建造を進めており、こちらは艦首がせりあがったスキージャンプ甲板ではなくアメリカの空母のようなカタパルト射出に対応した平らな構造になるとされています。