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韓国が開発している新型戦闘機KF-Xに関してその初号機が完成したとして今月9日、防衛大手・韓国航空宇宙産業の工場で開催された韓国国産戦闘機の試作1号機の出庫式に文在寅大統領が出席したと報じています。

海外メディアによると、KF-Xの正式名はKF-21とし、愛称(通称)は『ポラメ(若鷹)』になったとのこと。KF-XことKF-21は海外の技術支援を受けつつ韓国で製造した国産機で文大統領が参加した出庫式の演説で「われわれが独自開発した先端超音速戦闘機」と紹介し、試作機の登場で「自主国防の新たな時代が開かれた」と話しました。

韩国新一代战斗机KF-X首架原型机下线,计划明年首飞

また今後の予定については同機の初飛行は今年ではなく来年の2022年7月に行うとしており、研究開発の終了は2026年です。そして軍へ配備されるのは2028年~2032年頃としており、今後かなり時間をかけて実戦配備を目指してく予定です。

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KF-21に搭載されているエンジンについては文在寅大統領は同機を『独自開発した』と主張しているもののF414-GE-400Kというアメリカのゼネラル・エレクトリック製エンジンをベースとしたものを搭載。これを搭載しているのはアメリカではF/A-18E/F スーパーホーネットがあります。

最高速はマッハ1.8、航続距離は2,900km。爆弾などの搭載量は7.7トン。韓国では2028年までに40機を生産し2032年までに120機を生産し導入を目指します。