
普段当たり前のようにしている睡眠。人間を含め多くの生物が共通して睡眠をとっているのですが、実は人によってはその睡眠が大きく異なります。今回はインドネシアからあることが原因で数日間も目を覚まさないこともあるというお話です。
インドネシア現地メディアによると、ボルネオ島南部に暮らす17歳の少女は、2016年にバイク事故に遭いアスファルトの地面に頭を強くぶつけたことが原因で深い眠りに陥ると少なくとも20時間以上、置きないという珍しい症状が出ているといいます。
事故当時、この少女は病院で検査を受けたたものの異常がないと診断されていたといいます。しかし、2017年には13日間も眠りから目覚めなかったことがあるといい、2021年4月に入ってからも8日目連続で眠り続けているといいます。
Mengenal Hipersomnia yang Dialami Echa si 'Putri Tidur' dari Banjarmasin
「揺らしたりびっくりさせれば起きるのではないか?」と誰もが思うのですが、父親によると「娘をいくら揺さぶっても起きることはない」とのこと。
また最近、手と首のけいれんが起き緊急治療室に運ばれる出来事があったといいます。病院ではX線、CTスキャン、MRI検査、睡眠脳波検査、血液検査などが行われたものの何の異常を検出できなかったといいます。車で病院を行ったものの、当然この間少女はまるで死んだかのように睡眠状態だといいます。
また最近、手と首のけいれんが起き緊急治療室に運ばれる出来事があったといいます。病院ではX線、CTスキャン、MRI検査、睡眠脳波検査、血液検査などが行われたものの何の異常を検出できなかったといいます。車で病院を行ったものの、当然この間少女はまるで死んだかのように睡眠状態だといいます。
少女は長い眠りに落ちる頭からつま先まで隅々痛みを訴える前兆症状があるとのこと。眠っている間はどんな感覚なのかという点については白い服を着た人が現れるなど幻覚を見ることもあると父は伝えています。
現地メディアはに少女の症状について『クライン・レビン症候群にかかっている疑いがされる』と報道しています。クライン・レビン症候群は数日から数週間にわたり連続した睡眠状態となる睡眠障害の一つで本人が睡眠を調節することが不可能であり、摂食障害を伴うことが知られています。
この症状は極めて稀で私達人間であれば100万人に1人程度という割合で発生しています。塩酸メチルフェニデート、硫酸アンフェタミンなどを用いた薬物療法もあるものの効果は限定的で、症例が少なく薬の開発どころか何が原因で発症するのかは分かっていません。
ただ今回、少女の例では交通事故前はこのような症状を見せていなかったことから少なくとも先天的障害ではないことは間違いなく、衝撃が何らかのトリガーになっていることは間違いなと考えられます。
この症状は極めて稀で私達人間であれば100万人に1人程度という割合で発生しています。塩酸メチルフェニデート、硫酸アンフェタミンなどを用いた薬物療法もあるものの効果は限定的で、症例が少なく薬の開発どころか何が原因で発症するのかは分かっていません。
ただ今回、少女の例では交通事故前はこのような症状を見せていなかったことから少なくとも先天的障害ではないことは間違いなく、衝撃が何らかのトリガーになっていることは間違いなと考えられます。
