image_13

地球などの惑星は小惑星やガスなどの物質が集まり固まった天体ですが、実はそのような物質は今も地球に降り注いでいます。その量を計算することはかなり難しいのですが、これまでの研究から毎年約5200トンほど地上に降り注いでいるとしています。

フランスのパリサクレー大学の研究チームによると過去20年、6回の南極遠征で抽出することができた宇宙から降り注いだ地球外の微小粒子を研究した結果として、地球全体でこのような塵は推定で5200トンほど地上に降り注いでいると推定する結果を発表しました。

5,200 Tons of Extraterrestrial Dust Rain Down on Earth Every Single Year

研究チームはなぜ南極という場で研究を進めたのか。これには理由があり、地球外の塵というのは地球の塵を見分けることが極めて難しく、そこらの草原などで回収したところでどちらのものかそもそも分からないためです。

一方、南極大陸は氷に覆われており回収した地域は地球由来の塵も少なからずあるものの降雪率も低く、地球由来のものが紛れ込む可能性が最も少ない環境です。

▼南極で見つかった微小隕石
image_14

フランスの研究チームは6回の遠征で1280粒の未溶融の微小隕石、808粒の溶融した微小隕石を回収。量は350マイクログラム。これによりどの程度の速度で地表に落下したのかなど計算することができたとのこと。
また、この量をから地球の表面積に置き換えた場合、あくまで均等に降り注いだとして年間5200トンの量が地上に落下していると説明しています。ちなみにこのような塵の元はおよそ8割が太陽系を周回する彗星由来だと説明しています。

ただ研究チームによるとシミュレーションでは15000トンが毎年地球表面に降り注いでる計算となっており、この大きな誤差については大気圏再突入の前に何らかの理由で地球に落下しない、もしくは地球の周りにある塵の量がそもそも大幅に少ない可能性があるとしています。
このエントリーをはてなブックマークに追加