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2020年6月、改修作業中に炎上したのはフランスの原子力潜水艦です。10時間以上も燃え続け致命的な損傷を負ったことについて、フランス政府は過去に退役した同じ型の潜水艦を移植し修理する作業を進めていると報じられています。

The driveによると、潜水艦『移植』を行うことになったのは2020年6月12日、改修中に艦首部分が炎上した攻撃型原子力潜水艦「ペルル(La Perle)」です。当時撮影された写真では、潜水艦の艦首部分は骨組みだけになっており、修理できるようなレベルのものではありませんでした。



しかしこれに関して、同じリュビ級原子力潜水艦 2番艦『サフィール』の前半分を切断し炎上したペルルをつなぎ合わせることで修理することが決定し、すでに作業がはじまっていると報じられています。

この様子はすでにYoutubeにアップロードされており、映像では前半分がなくなったペルルと後ろ半分が無くなったサフィールが確認できます。



記事によると、異例な潜水艦移植については正確に同じサイズのものをくっつけるというわけではなく、全長が1.37メートルほど長くなるとしています。

これは内部機器の接続の問題だとしており、全く同じ箇所で2つの潜水艦を切断することが出来なかったことに理由があるとしています。これにより潜水艦は68トンほど排水量が増加するとのこと。また内部についても70人分に相当する2つの新しい居住区が追加されるとのこと。

2つの潜水艦移植に伴う作業量は、数百ものケーブルとパイプが接続され、これに伴う設計図等の変更箇所は細かいところも合わせて2000箇所になるとのことです。

▼炎上したペルル
原子力潜水艦 ペルル 火災_2

原子力潜水艦 ペルル 火災_5

▼過去に移植が行われた米海軍の潜水艦
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潜水艦の移植についてはかなり珍しいのですが、前例はあり、例えば2005年に海山に衝突したアメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦ロサンゼルス級サンフランシスコがあります。
この事故でもサンフランシスコの前方が大破。その後、同じロサンゼルス級潜水艦で2006年に退役したホノルルの前方区画が移植されています。

参考:Naval News,The Drive 
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