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宇宙に巨大なソーラーパネルを設置しマイクロ波などに変換して地上に送信する宇宙太陽光発電なるものがあります。いずれにしても巨大な施設を建造する必要があるのですが、カーネギーメロン大学の研究者はその装置についてNASAの助成金を受け取り実現可能な案を発表しました。

カーネギーメロン大学の研究者が発案したのは、現在運用されているスペースXの大型ロケットファルコンヘビーをもちいて打ち上げ可能なもので、展開後に150倍にも膨れ上がるという軽量かつ前例がない規模の膨張率があるという構造物です。

この膨張素材は極薄の太陽光発電があるといい、ファルコンヘビーに収まるサイズで太陽光変換効率は25%とし、1立法メートルで1360ワット、その25%の変換効率で100万立法メートルで換算すると、ざっと340メガワットの電力になるとしています。

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そして、これを大量に配置するとして、現在スペースXが開発を続けている超巨大ロケットスターシップ。これを用いて100回ほど宇宙に展開した場合、きわめて効率的に設置できるようになるといい、規模はファルコンヘビー1機の60000倍という桁違いの数になるとのこと。これを使用した宇宙太陽光発電を展開するだけでクリーンな電力を年間20テラワットを超えるだろうと指摘しています。

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ただ、いろいろと使える電力は地上に届くまでに減ることになるのですが、それを甘く計算しても宇宙太陽光発電は年間10テラワットは超えるだろうとしています。

いずれにしてもこのような宇宙太陽光発電は巨大な施設になり、この大きさがネックになるのですが今後スペースXをはじめとする新しい超大型宇宙船が誕生することで今まで不可能だったことが実現する可能性が高く、唯一それができる巨大宇宙船の影響は計り知れないものとなっています。





Feasability of Deploying Over 10 Terawatts of Space Based Solar | NextBigFuture.com
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