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サリュートからミイール、そして国際宇宙ステーションとロシアの宇宙開発と宇宙ステーションの歴史があるのですが、これに関してロシアは正式に2025年後に国際宇宙ステーションから撤退し、独自の宇宙ステーション開発・運用すること計画していると報じられています。

ロシア国営のテレビ番組に出演したユーリー・ボリソフ副首相によると、今月18日、2025年以降、ロシアが国際宇宙ステーションから撤退し、独自の宇宙ステーションの開発を計画していることを明らかにした。

実は国際宇宙ステーションについては当初2016年に廃棄される予定でした。その後、2020年の運用停止に延期。更にアメリカのオバマ政権化で更に延期され最低でも2024年まで運用を行う決定となり今に続いています。この時の延期の理由は国際研究や科学技術協力を推進するためだとしています。

国際宇宙ステーションの設計寿命そのものは2028年となっており、搭載機器は問題なく利用できるもとしています。ただし、これら機器の維持及び運用には年間30億ドル(約3150億円)が必要で、アメリカだけでその1/3。1000億円規模を支出しています。これはJAXAの年間予算が1500億円としていることからどのくらい高額なものかは分かると思います。

今回ロシアが国際宇宙ステーションから離脱するというのは何も新しいものではなく、2015年の時点で2024年をもって離脱し独自に宇宙ステーションを構築するという計画を発表していました。この2024年末までの運用については2014年1月にNASAとロシア側が同意したものに沿ったものになっており、2025年以降については具体的にどうするかは決まっていませんでした。

具体的にどのような宇宙ステーションをロシアは構築するのか。これについても既に明らかになっており、遅れに遅れ何年遅れたのかもよくわからない国際宇宙ステーションに新た員接続するとしていたロシアのモジュールを流用し宇宙ステーションを建設する予定です。

切り離されるロシアのモジュール

こちらの下部の黄色い部分。大きく上と左右にモジュールがついているのですが、これが新しく建設するロシアの宇宙ステーションです。つまり国際宇宙ステーションに接続は今後もしないと考えられます。

それぞれのモジュールは現在どのように呼ばれているのかは不明ですが、Multipurpose Laboratory Module (MLM:多目的実験モジュール)、Nodal Module (UM:ウズラヴォーイ・モジュール)、Scientific Power Module (NEM:科学・電力モジュール)です。

これについては宇宙旅行に使用するなどいくつか案がでています。
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参考:MSNニュース
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