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新型コロナウイルス感染から自身を守る方法は事実上ワクチン以外存在しないのですが、これに罹りやすい罹りにくい人に差はあるのか。海外のイギリスをはじめとした研究チームによると、特定のビタミンサプリメントを摂取している人とそうでない人にどれだけ差があるのかという研究を発表しています。

新型コロナウイルスと栄養補助食品の適度な摂取に関してどのような因果関係があるのか調査したというもので、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドン、マサチューセッツ総合病院、ノッティンガム大学など9つの研究機関所属する人たちにより共同で発表されたものです。

Fewer COVID-19 Infections Detected in Women Who Take Certain Vitamins, Study Claims
Modest effects of dietary supplements during the COVID-19 pandemic: insights from 445 850 users of the COVID-19 Symptom Study app | BMJ Nutrition, Prevention & Health

それによると、英国、米国、スウェーデンからの合計445,850人のCOVID-19(新型コロナウイルス)症状研究アプリのデータを用いて日頃のサプリ摂取と新型コロナウイルスの感染状況を調べたというものです。

それによると、445,850人のうち半数が何らかのサプリメントを摂取しており、そのうち6%がSARS-CoV-2に対して過去感染したことがあるといい、サプリメントを服用しなかった人の6.6%は過去に感染したことがある人でした。つまりサプリを摂っていないは摂っている人よりも約2,500人多く感染していまた。た、双方の差は1%未満でほぼ誤差の範囲と考えられます。

英国のコホートでは、マルチビタミンを定期的に補給しているユーザーは、SARS-CoV-2の検査で陽性となるリスクが13%低かったとのこと。またビタミンDの摂取者は9%低く、プロバイオティクスは14%、オメガ3脂肪酸は12%低くなっているとのこと。
亜鉛、ビタミンC、またはニンニクを補給した人には有意な関連はみつかりませんでした。


サプリメントと因果関係はないような気がするのですが、この点について研究では「第一に、サプリメント摂取などは自己報告に基づくもので、観察研究として特定のビタミンが新型コロナウイルスの減少をもたらしたという因果関係の証拠がないことを意味します」と説明しています。

またサプリメントを摂取する人は、そもそもにおいて健康意識が強かったり、感染予防の意識が高いということも考えられるとのこと。

今回の研究では男性に差は無かったものの女性に差が見られたといい、この点についても「サプリを購入する女性は、フェイスマスクの着用や手洗いの使用率が高いなど、男性よりも健康志向が高い可能性があります。実際、私たちのデータでは、女性は男性よりもマスクを着用する傾向があることがわかりました」としており、やはり潜在的な健康意識の差がこのような結果を示している可能性が高いことが伺えるとしています。
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