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日々の訓練が場合によっては命がけとなることもある兵士。これに関して、先日アメリカ陸軍の21歳の若い女性兵士がパラシュート降下訓練で命を落としたと報じられています。今回はアメリカ軍における同様の事故による死者数なども合わせて紹介します。(写真は参考資料)

米軍の公式ウェブサイトの報道によると、今月中旬、パラシュートを使用したヘリコプターからの降下訓練で21歳だったアビゲイル・ジェンキンスさんが死亡したと発表しました。

美军21岁女兵从黑鹰直升机上跳伞时死亡,细节未公开

報道によると、米陸軍のフォートブラッグ基地の当局者の話しとして4月20日に行ったパラシュート訓練で21歳の二等軍曹が死亡したとしており、彼女は、広く運用されている主力ヘリUH-60『ブラックホーク』ヘリコプターからの固定ロープパラシュート訓練に参加しているときに致命傷を負ったとしています。ただ、事故の具体的な詳細はまだ調査中としており、どのような経緯で事故が発生したのかについては発表されていません。

▼アビゲイル・ジェンキンスさん
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パラシュート訓練と死亡事故

このような事故が世界の軍隊で発生しているのですが、米国航空宇宙医学協会の調査統計として2010年から2015年に13人のアメリカ兵士がパラシュート訓練で死亡しているとのこと。そのほとんどはC-17輸送機から何十人も大量に降下するという固定ロープパラシュート訓練で発生しています。この13例の死亡事故について33%は「キャビンからの不適切、もしくは異常脱出」もしくは「不適切な体の姿勢」が原因としています。
また11%は「パラシュートの絡み合い、パラシュートの故障」もしくは「着陸エリアでの曳航」によるものであり、事故の6%は着陸したところが原因によるものでした。

例えば戦闘機や戦車、船や潜水艦で死亡する例というのはそれほど多くないと考えられるのですが(ただし事故が発生すれば多くの人が亡くなる)、このようなパラシュート降下はその不具合や正しくない降下の姿勢で結果的に命に関わることにつながるため訓練における死亡率も高いのではないかと考えられます。


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