
地球から赤い星として見える火星。4年に1回大接近し、そのタイミングで地球から火星に向けて多くの探査機が打ち上げれます。これに関して将来、火星への有人探査(旅行)を計画しいてるスペースXのイーロン・マスクCEOは、多くの人が死ぬ可能性があると口にしています。
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この対談で、イーロン・マスク氏は「不快に思うかも知れないが」と前置きしたところで「あなたは死ぬこともあるかもしれない」と口にし、「火星旅行を宣伝する場合、地球に行きて帰ってくことがどれだけ危険なのか知らせなければならない」と述べました。
▼スペースXによるアルファベースと呼んでいる火星基地

続いて「率直に言うと、火星宇宙旅行初期は多くの客が死ぬことになるだろう」としているものの「これは冒険であり、素晴らしい経験になることは間違いない」と話しています。
スペースXはこれまでも火星に都市を作るという計画を発表しており、その行き来は同社が月面有人探査にも使用する超大型宇宙船となるスターシップにより行う予定です。現時点では初打ち上げは2026年を予定しているのですが、宇宙開発と延期はつきものなのでこの打ち上げが出来なければ次の火星大接近を待つ必要がありまた4年後ということになります。
着陸すら難しい火星
有人火星探査は月面などに比べても圧倒的に死亡率が高いと考えられています。これはお送り込まれる探査機すらも火星地表に到達させることが難しいと言われていることも理由です。過去にはNASAも地球に帰還しない案を提案していました。ただ、そのようなリスクがあったとしても火星有人探査に手を挙げる人はいます。例えば、ソ連の英雄で女性初の宇宙飛行士となったテレシコワ(私はカモメで有名な方)は、過去に二度と地球に帰れないとしても「私は火星に行きたい」と口にしていたことが明らかになっています。
参考:YTN