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攻撃性、不安神経症、うつ病、筋肉痛…カナダの最北東部に位置するニューブランズウィック州で発生している症状に関して神経生物学者らは確認されている48の事例に関して調査を進めていると報じられてます。

BBCによると、この未知と考えられる脳疾患については8歳から85歳まで少なくとも48例の患者がいるといい、それらは攻撃性、不安神経症、うつ病、筋肉痛、けいれんなどのさまざまな症状を出しており、一部の患者は不眠症や言語障害さらには急激な体重減少や​​筋萎縮を発症しているとのこと。

またこのうちの何人かは、友人や家族を詐欺師のように信じ始める神経障害、一過性のカプグラ妄想という幻想まで経験しているとのこと。

何か認知症といったそういった症状に似ている可能性があるのですが、実はこの事例はまるで風土病のようにニューブランズウィック州のアカディアン半島で生まれ育った60代前半の男性に多く集中している特徴があるとしています。

症状を訴えた家族によると、妄想、幻覚、体重減少、攻撃性があり、ある時点で歩くことができなくなり病院に運ばれたもののその原因が全く分からないと話されたそうです。

天然の神経毒に原因か?

医師によるとクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)という致命的でまれな変性脳障害に似ていると考え検査をしたものの、関連する他の症状をテストしても全て該当しなかったとのこと。そのため医師としては1987年にプリンスエドワード島州でいくつかの食中毒事件を引き起こしたドウモイ酸の曝露との関連を排除していないとのこと。

ドウモイ酸とは貝毒の一種でカナダのプリンスエドワード島で養殖ムラサキイガイの喫食を原因とした食中毒(患者数103名、死者数3名)が発生しています。これは神経毒であり、短期記憶の喪失や、脳障害を引き起こし、死に至る事例が報告されています。

ただ、現時点では他の可能性を排除することなく調査を進めていくとしています。
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