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通常は行えないような方法で繰り返しできてしまうという方法。2018年、とある中国人がケンタッキーフライドチキンを無料で食べられまくるある種のバグを発見し食いまくったところ詐欺罪が適用され懲役刑となったと報じられています。

ファストフードチェーンのケンタッキーフライドチキン(KFC)で、無料で商品を購入できる方法を発見した大学生ら5人に、詐欺罪などで懲役1年3月~2年6月の判決が下った。11日付で澎湃新聞などが伝えた。

Record China
中国の元大学生らがいったいどのようにしてケンタッキーを無料で食べまくったのか。記事によると、この事件があったのは2018年4月で、スマホアプリのバグを利用したものでした。方法としてはアプリで引換券を発行し、注文。支払い待ち状態になった後、支払いをせずに微信(WeChat)から返金操作を行うことで、商品はもらうことができる一方で支払いを行うこと無く引換券も再取得できるというものです。

問題はこのバグを発見した彼らの行動でした。なんと、この人物は無料で取得した引換券を取引するなどして販売していたほか、仲間にやり方を教えシェアして金儲けをしていたとのこと。これを行っていたのはバグを発見した本人とその仲間の合計5人で、6ヶ月間あまりに330万円分の被害が生じていたといいます。

その後、自首するなどして拘束されたのですが,その裁判が行われ、このバグを発見した張本人は懲役2年6月と罰金約10万円(自首したことや損害額を賠償済みという理由)、他の4人についても懲役1年3月~2年、罰金1万6000~6万7000円になったとのこと。

バグを利用した金儲け、日本でも

このようなある種のバグを利用した無限増殖という方法は実は過去に日本でも発生しています。これは某スマホアプリゲームで、貴重なアイテムの取引途中でネット回線を切断すると自分と相手側の両方にアイテムが残るというバグを利用し、スマホを複数台使いアイテムを増殖。
それをネット上で売るという方法を使い数百万円から数千万円を売り上げていた人間が過去に存在しています。