
アメリカ空軍によると、戦闘爆撃機となるF-15Eを使用しこれまで2発しか運用することが出来なかったステルス巡航ミサイルAGM-158(JASSM)について、これまでの2倍以上となる5発を運用することができるようテストが行われると報じられています。
アメリカ空軍によると、第53航空団 第85試験評価飛行隊は今月11日、F-15Eストライクイーグルに5発のAGM-158 統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM)を搭載することを検証するため、「プロジェクト・ストライク ロデオ」と呼ばれる実証実験を完了したと発表しました。この試験では、F-15Eの現在のJASSM搭載能力を2倍以上にするための概念実証で今後の飛行試験に続くとしています。
F-15E Strike Eagle Loaded With Five AGM-158 Joint Air-to-Surface Standoff Missiles (JASSMs) For The First Time - The Aviationist
Project Strike Rodeo: F-15E loaded with five JASSMs > 53rd Wing > News

アメリカ空軍ではJASSMを運用する爆撃機について、リスク回避のため戦闘機を用いることで部隊全体に分散できるのではないかという仮説がでていたとのこと。ただ、既存の戦闘機では最大搭載数は2発までで、理論上実行は可能であっても戦闘機の数という面で実行は難しいと判断されていたとのこと。
ただ、この案はより多くのJASSMを搭載する機体としてF-15Eが検討されました。しかし、F-15Eに搭載されいているコンフォーマル燃料タンクにJASSMをそのまま搭載するとなると、JASSMと車輪がぶつかってしまうという問題が発生。

そこで、コンフォーマル燃料タンクの後部取り付け搭載可能なアダプターを再設計。これにより、翼に2発、胴体部分に3発。さらに4発の空対空ミサイルを合わせて搭載することができるようになったとのこと。
米空軍によると提案から完了までは約5ヶ月で完了したと話しています。

AGM-158ことJASSMは戦闘機や爆撃機から発射する空対地巡航ミサイルで初期型となる標準型のJASSM、射程を向上させたJASSM-ERの2種類があります。ステルス性に配慮されたミサイル形状をしており、その長い射程から敵の射程外からミサイルを投下できるスタンド・オフ・ミサイルとなっています。
射程は標準型のJASSMで370km以上、現在生産されているJASSM-ERでは926km以上となっており、このミサイルを更に大型化したものや対艦ミサイルとして発展させたものが開発されています。



F-15E Strike Eagle Loaded With Five AGM-158 Joint Air-to-Surface Standoff Missiles (JASSMs) For The First Time - The Aviationist
Project Strike Rodeo: F-15E loaded with five JASSMs > 53rd Wing > News

アメリカ空軍ではJASSMを運用する爆撃機について、リスク回避のため戦闘機を用いることで部隊全体に分散できるのではないかという仮説がでていたとのこと。ただ、既存の戦闘機では最大搭載数は2発までで、理論上実行は可能であっても戦闘機の数という面で実行は難しいと判断されていたとのこと。
ただ、この案はより多くのJASSMを搭載する機体としてF-15Eが検討されました。しかし、F-15Eに搭載されいているコンフォーマル燃料タンクにJASSMをそのまま搭載するとなると、JASSMと車輪がぶつかってしまうという問題が発生。

そこで、コンフォーマル燃料タンクの後部取り付け搭載可能なアダプターを再設計。これにより、翼に2発、胴体部分に3発。さらに4発の空対空ミサイルを合わせて搭載することができるようになったとのこと。
米空軍によると提案から完了までは約5ヶ月で完了したと話しています。

AGM-158ことJASSMは戦闘機や爆撃機から発射する空対地巡航ミサイルで初期型となる標準型のJASSM、射程を向上させたJASSM-ERの2種類があります。ステルス性に配慮されたミサイル形状をしており、その長い射程から敵の射程外からミサイルを投下できるスタンド・オフ・ミサイルとなっています。
射程は標準型のJASSMで370km以上、現在生産されているJASSM-ERでは926km以上となっており、このミサイルを更に大型化したものや対艦ミサイルとして発展させたものが開発されています。


