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海外の複数メディアによると、中国南部に位置する深セン市にある地上355mの超高層ビルで、原因不明の揺れが突然発生しビル内の人、及び周辺の人が逃げ出すという混乱する事態があったと報じられています。

騒動があったのは2021年5月18日午後1時50分ごろ、中国、深セン市中心に位置する福田区に立つ地上355m、79階建ての超高層ビル「賽格広場(SEG Plaza)」です。市のランドマークとしても内部には大手家電製品店やさまざまなオフィスが入居しているのですが、地震すら発生していないにも関わらず突然揺れ始めたとのこと。



こちらが当時撮影された映像です。
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ビルから市内を撮影した映像では多くの人が逃げ惑う様子が映し出されています。

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こちらは地上の様子。多くの人が後ろを気にしながら走って逃げています。

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ビルを撮影したもの、ポールのようなものがブルブルとはっきり振動していることが分かります。

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そしてビル内部。カタカタと明らかに揺れていることが分かります。

記事によると、この騒動が発生したことで深セン市の緊急管理局が慌てて現場で中継を行い、建物の人や周囲の人を安全な場所に避難させる対応を行ったとのこと。

現在、深セン市などで地震が発生した記録はなく、何らかの理由で共振が発生しビルが揺れたのではないかと考えられています。ただ、現時点で詳しい原因までは明らかになっておらず当局が精密調査をおこなっているとのことです。


このような騒動が報じられるのは非常に珍しく、特に中国でビルが揺れて混乱に陥るというのは少なくとも過去10年では1度も発生していません。