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みなさんも一度は経験したことがある、自分の声がキモく感じるというモノ。何故自分が聞いている声と録音されるなどして出てくる声、その声を聞いてキモく感じてしまうのでしょうか。

口を開けば新型コロア、口を開けばテレワークだのいろいろと社会構造が変わりつつある現在。中にはテレワーク道具を活用して「Youtubeで実況プレイを始めてみた!」という方もいらっしゃるかもしれません。が、いざ始めたところ、録音した声が自分の聞いている声と違っていて幻滅された方も多いでしょう。

Why Do We Hate the Sound of Our Own Voices? - Neuroscience News

なぜ、録音した声と自分自身が聞いている声が違うのか。これはよく知られているのですが、研究者によると録音した声というのは他人が聞いているものと同じ声です。一方自分自身が聞いている声は実はその多くが空気を伝って聴こえている空気伝導(スピーカーや声帯からの音)ではなく、その多くが頭蓋骨を介して直で入ってくるためです。

特に、録音された声と自分自身で聞く声の声質が異なっている点、具体的には自分自身の声がより深くより豊かに感じているものの、録音された声は薄っぺらく何か甲高い声に聞こえるます。その理由は頭蓋骨から直で伝わる低音が聴こえてこないためです。

ただ、このようなことは録音環境を改善する方法もあります。それは口とマイクを近づければ近づけたりより高級なマイクを使うことで低音増強されよりマイルドな声として伝わります。とはいえ、録音された声と自分自身が聞いている声の差は埋めることは不可能です。


過去に発表された臨床医の論文では被験者の多くは客観的評価と比較して、全体的に録音された自分の声をより否定的に評価する傾向があることが分かっているものの、それはあなたの内なる批評家が過剰反応しているだけに過ぎないと評価しています。つまり、あたな自身の声は自分が思うほど他人は気持ち悪いと思っていないということです。

皆さんは今まで小学校・中学校・大学・社会人と数千人、数万人の声を聞いてきたと思うのですが、そのなかで誰か1人でも「あの人の声は気持ち悪い」と思った人はいるでしょうか?聞きやすい聞きにくい、早口などの程度はありますが、あなた声はあなたが気にするほどのものではなく普通の声、そして個性として認識しているはずです。