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私達は多かれ少なかれ薬を服用します。それらは体の外に排出されるのですが、その行き先である川や湖を汚染し生態系にどのような影響がでるのでしょうか。

アメリカで行われた2014年の研究によると国内で回収された30のサンプルのうち少なくとも80%から検出可能なレベルの何らかの医薬品を発見。具体的には抗生物質や鎮痛剤、避妊ホルモン、抗うつ剤、中には法的に禁止されや薬物も発見されているとのこと。

Do Pharmaceuticals Pose a Threat to Aquatic Life? Experts Weigh In

人や動物から排出された成分

そもそもどのような経緯でこれらが小川や湖に行きつくのか。これは私達が薬を服用し人体に吸収されなかったものが大小便から排出されます。結果、それらが水の流れで環境に流出するというものです。もちろん人間以外には家畜にもちいる薬、また植物用の農薬もあります。特に家畜では病気予防や治療のため使用されているのは抗生物質やホルモンです。

家畜は別にしても人間がトイレから排出したものは下水処理施設で浄化はされるものの、この処理プロセスは水に溶けた薬の成分を除去する効果的なものではないとしています。


ではこれらの薬の成分がどのくらい環境の生態系に影響を与えているのでしょうか。このような研究例はそもそも人気がないのか研究データそのものが少ないと説明しています。

そのうえで、わずかながら薬の成分が野生生物に毒性の影響を及ぼした例が報告されています。たとえば、抗炎症薬のジクロフェナクが自然の水路で発見されており、その環境では魚の腎臓や胃腸の組織に損傷を与え場合によっては死んでいる例があるとのこと。


人間に影響はないものの…

今回、この内容に回答した学者によると「これらの薬物のいくつかは他の薬の成分と相互作用し、多くの水生種の生理学的特性を損なう可能性を示す可能性がある」と説明しています。具体的にはオスがメス化するなどの問題を挙げています。

このような水を私達人間が使う場合の影響についてはほとんど気にしなくていいといい、例えば触れたり仮に飲んだりしたところでその影響はほとんど無いとしています。