image_12

料理をすれば多かれ少なかれ発生するのは生ゴミです。これに関して、細かいモノものをが流してしまってもディスポーザという粉砕機で細かくする『ディスポーザ』というものがあるのですが、韓国ではその粉砕されたものがほぼ100%垂れ流しの状態になっており、利用が禁止されることになったと報じられています。

韓国メディアSBSによると、最近台所の便利装置として販売数が急増していたディスポーザーについて販売を禁止する法案が推進されていると報じられています。これに関してディスポーザーの販売禁止および下水法の改正案が先日発議されたとしています。

주방 오물 분쇄기 '판매 금지' 법안 발의…18만대 어쩌나? | SBS 뉴스

ディスポーザーとはいったい何なのか。
image_11
こちらの画像のようにシンクの下についているもので、生ゴミなどを機械的に粉砕して細かくなったものを流すというものです。当然このままでは配管がつまってしまいます。

image_10

そこで、日本では左の図では3番のような固形物を回収する装置、右の図では地中にタンクを設け微生物の分解や固形物として回収するというものがあるそうです。つまり粉砕機のディスポーザーみ設け、それを回収しないようなものは基本的に認められていないそうです。

市販製品の100%が垂れ流し

では韓国ではどうなっているのか。SBSが入手した資料によると環境省が提出したものとして、現在韓国の市場で流出しているディスポーザーは粉砕機だけのもので、粉砕された生ゴミを回収するシステムが無いという製品がほぼ100%で完全に違法製品と判断されました。

環境省の韓国水技術院が過去2017年以降『公認認証』を受けて販売しているディスポーザー、22の製品を調査した結果、19個不法製品だったとしています。その原因となったのはメーカー側が勝手に仕様を変更して販売していたことです。

記事によると、認証を受ける時点ではそれをクリアできるような性能にしていたものの販売時点では勝手に変更を加えていたとのこと。いずれにしてもこの部分は粉砕された生ゴミを垂れ流しするような構造に変えていたものと考えられます。


ディスポーザーについては回収分離したものをヒーターで乾燥させるというものがあり、ゴミの処理としてはかなり便利そうなのですが、調べたところ1基あたり30万円、コストは電気やセルロースチップなどを含め一般的な家庭で月1000円未満としています。