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様々な理由で意識が戻らないここでは植物状態になってしまった人。これに関して2016年4月から2020年まで意識が戻らなかった人が奇跡的に回復するという出来事があったと報じられています。

中国の地元メディア『湖南今日』によると湖南省株洲市の43歳の男性が最近実に4年ぶりに目覚める出来事があったと報じています。

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この男性は黄さんという人物で2016年4月に車を運転していたとき、対向車線を走っていたバスがセンターラインを超え衝突。この事故で脳に障害を負い、一級障害者となったとのこと。その後、湖南省漢方リハビリ病院に運ばれたもののこの日以降覚醒することなくずっと眠り続けたといいます。

黄さんには妻がいて、この事故と夫の症状を理由にこの日を最後に仕事をやめずっと病院で24時間、夫に付き添ったといいます。この夫婦には2人の娘がおり手助けしてくれたとのこと。

もちろん、このような介護は大変な苦労をすることになるのですが、病院の看護師は「黄氏(つまり事故にあった夫)が植物人間になった、確か2年目になった日に偶然病室の廊下を通ったところ、妻が息を殺して泣く姿を見たことがある」といい、「夫の延命治療を中止したい勧めることは難しい。高価な医療費と好転していない夫の健康状態のためにこっそりと泣いていたようだ」と回想しています。

ただ当時の様子について妻には延命治療期間が長くなるにつれ、知人らも治療を中断したほうが良いと説得していたほか、医師からも「意識が戻る見込みがない」と説明を受けたものの諦めなかったとのこと。

妻のルーティーンといえば、夫に毎日朝から眠りに入る瞬間まで二人が普段好んで聞いていた音楽を描け続け、二人が恋愛時代やり取りした手紙を読むなど夫の意識回復のための看護を続けてきたといいます。

そして2020年4月、夫の黄氏のまつげが動いているのを確認し、奇跡的に意識を取り戻したことを知り妻は泣き崩れたといいます。ただ、この時点では自分のことと妻の存在は分かっているものの、それ以外よく分かっていなかったといいます。
そして1年が経過した現在、リハビリを続けているものの周囲の人が自分とどのような関わりがあるのか娘の存在も認識できる程度に回復しているといいます。現在は車椅子に乗って動き回ることできるまで回復しているいい、退院の時期も近いとしています。

ちなみに中国では過去に1年程度植物状態だった人が「健康な時に好きだったことの話をするといい」と聞かされマージャンの話をずっと話しかけたところ、目を覚ますという人物が存在しています。