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国内外ではなかなか手に入らないような軍事兵器が販売されるケースがあります。今回は戦闘機です。韓国では過去に退役したF-5Eに関して、民間のオークションに出品し購入者を求めていると報じられています。

韓国メィデア『ハンギョレ』によると6日、空軍軍需司令部および韓国資産管理公社により、過去に退役したF-5E戦闘機を先月末ネットオークションサイトの公売に出品したことが確認されたと報じています。韓国では空軍が実戦配備していた戦闘機をエンジンなどを搭載した状態で原型のまま民間に売却するのは今回が初めてだとしています。
鑑識家によると出品された機体は31億6066万6670ウォン(約3億円)ほどの価値があるとしており、14日まで入札が行われる予定とのこと。

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F-5はソ連のMiG-21に対抗してアメリカの航空宇宙大手ノースロップ・グラマンが設計・製造した機体で韓国では1980年代に大韓航空が部品を取り寄せ国内で組み立て、KF-5Eとして空軍に納品したとのことです。

空軍関係者によると「旧式戦闘機が近年次々に退役し処理コストも増加してる」「民間オークションでこのようなコストを削減し、利益も得ることができる」と期待しているとのことです。

また「機体は老朽化しているものの、継続的な整備は行われたもので訓練やトレーニングに使用する目的では全く問題ないだろう」と説明しています。「初のオークション結果を踏まえて今後実施規模を拡大するかどうか決定することになる」とも説明しているとのこと。

防衛産業業界関係者は「F-5系列はF-4ファントムと共に空軍保有する戦闘機 400機の40%ほどを占める程主力機種だったものの、老朽化により退役が加速化している」、「従来このような戦闘機は、新しい部品を入手出来ない場合は退役した戦闘機を分解して再使用してきた」と説明しています。

ただ、「退役する戦闘機があまりにも多く、単純に部品調達用で廃棄するのは非効率的だ」としながら「古いものの持続的な整備管理を行ってきた機体であり、可能ならば民間に売却にその費用を節約して収益を生み出すことも国益に繋がるだろう」と説明しています。

空軍側は今回の民間への販売に関しては、F-5Eをエンジンを含んだ完全な形態で民間に売却するとしています。ただ、契約条件を掲げており、入札に参加する場合は防衛事業庁長の許可書および輸出業・仲介業申告確認証を提出することが求められ、アメリカ武器輸出統制法により米政府の事前承認を受けなければ契約が有効にならないという趣旨の説明をしています。

そのため、民間オークションで出品はしているものの個人向けではなく、空軍関係者によると「東南アジアなどの国々では海外の欧米の中古の戦闘機を購入する需要がある」と話しているものの、落札者は通信機器などを取り外すなど落札金額以外の費用もひつようになってくると説明しています。

海外では珍しくない軍事品の販売

軍で使用される様々な武器は稀なら私達民間人も購入できる場合があります。特に海外では普通に売られていることがあるのですが、日本や韓国といった特に外国製品の兵器を輸入等している国では非常に珍しいという感じです。詳しくは分からないものの、アメリカやロシアのように兵器を生産した国及びその企業との契約上の問題が挟んでいることにも理由があると考えられます。

では海外ではどのような軍事品が売られたことがるのか。記事によると、イギリスでは2014年に垂直離着陸ができるハリアー戦闘機と、可変翼機で知られるトーネード戦闘機の2機が民間オークションに出品され10万5800ポンド(約1600万円)と3万6800ポンド(約570万円)で落札されているとのこと。
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