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韓国の複数メディアによると、南西部に位置する光州(クァンジュ)広域市という地域で解体作業を行っていたビルが道路側に突然倒壊し、バスが下敷きになるなどして現時点で9人が死亡する惨事になっていると報じられています。

事故があったのは2021年6月9日、午後4時20分ごろ光州で地上5階建てのコンクリート造と考えられるビルが道路側に倒壊。倒壊したビルの停留所で停車していた路線バスが下敷きなり、バスに乗っていた9人が死亡したと報じらています。

철거 작업 하루 만에 '대형 참사'…규정 제대로 지켰나 | SBS 뉴스

このバスには12人が乗っていたとされているのですが、現時点で全員が見つかったのかは不明で、『うち9人が死亡した』という表現になっています。この事故を受けて光州市消防本部は管轄消防署と付近の5~6の消防署から人材と装備を動員しており、140人余りで救助作業を行っています。



倒壊したビルは8日に解体に向けたすべての作業が終わり9日から作業が始まったといいます。解体については最上階の5階から行うというものでした。ただ現場作業員の証言として、作業中に異音がするなど倒壊の兆しがあったと話しています。事実、作業員らは明らかな異常な状態を察知していたらしく、全員が退避していたといいます。



時点で事故原因は明らかになっていないのですが、明らかに何らかの不備があったことは間違いありません。今回解体作業を行った業者、調査に積極的に協力して被害者や遺族への支援を行っていくと発表しています。
また今回の事故に関しては国立科学捜査員と共同で精密鑑識を行うとしています。