image_82

日本ではほとんど見聞きすることはなく一部で歯医者で取り入れられている程度の笑気ガス。これに関して、海外で行われた研究では薬では改善が難しいという鬱病に関して1回の投与で長期間、改善が続くと報じられています。

シカゴ大学医学部およびワシントン大学が行った研究によると、亜酸化窒素ガス(笑気ガス)を行った試験で低濃度のガスを吸引することで現在の薬に耐性のあるうつ病の症状を緩和できることがわかったとする研究結果を発表しています。

Small Doses of 'Laughing Gas' Show Promise as Depression Treatment

この研究ではアメリカ人のわずか24人という被験者でしか行われておらず、その正確性には疑問があるところなのですが一応そのような傾向は見られたというものです。

研究によると治療抵抗性大うつ病(薬では治療が難しいうつ病)の24人のボランティアに、治療から2週間目に体調を聞き、その治療から1か月を置い次の治療、これを全体で3回、3か月間かけ実施しました。3つの異なる治療は、被験者には何が行われているのかわからないようランダムの治療が行われました。 
治療内容は1時間実施するもので、高濃度の亜酸化窒素(濃度50%)、低濃度の亜酸化窒素(25%)、そしてプラセボ効果を確認するためただの空気を吸引させるということを行いました。

研究では25人すべての人ではそれぞれの各治療で全く同じ結果とはなりませんでした。特に一部の人には強いプラセボ効果がありました(つまり空気でもうつ病が軽減したということ)。とはいえ、試験に参加した大多数の人々は、この3か月の間に高い症状の改善を体験したとのことです。


研究によると、それぞれの治療後、2週間までいずれかの投与量で笑気ガスを与えられた人々は、プラセボを受けたときと比較して持続的な改善効果をを示したことを発見したと説明しています。
ただ笑気ガスについては副作用があることが知られているのですが、濃度が高くなればなるほど4倍(25%から50%の濃度では4倍)の副作用が発生したとのこと。具体的な主な副作用については低濃度を投与時に被験者が眠ってしまうというものです。

今回の研究では投与後2週間以内の状態を調査したというものになっているのですが、重篤な副作用も無いことから1回の吸引で2週間継続することが確認されたところであり、治療が困難なうつ病に対しては有効ではないかと説明しています。
このエントリーをはてなブックマークに追加