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果物で生計を立てる人は「果樹が病気になる」というのは夢にも出てきてほしくないことと思われるのですが、そんな致命的なことが発生しているのは韓国です。なんと有名なリンゴ産地で病気が広がりわずか2年あまりで農家が1/4まで減少していると報じられています。

中央日報によると、病気が広まっているのは韓国の代表的なリンゴ産地という忠州です。ここには今から2年ほどまえには、実に約200ものリンゴ農家が運営されていたものの、昨年に病気が次々と発生し3まで減ってしまいました。

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これは火傷病というもので、リンゴ、ナシ、​マルメロなどの果樹、その他バラ科植物に対して猛威を振るう流行性の伝染病害です(参考)。調べたところ、韓国では2015年5月にその発生が確認されています。

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記事によると、とある農家は「去年、2箇所合計で1万3200平方メートルの果樹園で病気が発生し全て切り倒した」と話しており、「今年は残る3箇所でも病気が広がりもう果物はとれなくなった」とのこと。この農家によると先月22日の夕方に黒く焼かれたような火傷病特有の病気がみつかり、翌朝消毒を行ったものの無駄だったと説明していまる。


実はこの火傷病。菌に感染した直後に発生するのではなく、感染後3~20年という潜伏期間を経て発生するといい、今回のケースも数年前には既に蔓延していたと考えられており原因はわからないとのこと。
火傷病は鳥、虫、雨、風によって広汎に運ばれる最悪な病気で、韓国では一度感染した土地では3年間は農作業ができないという制限があるといい、現在防疫当局が神経質になっているとのこと。

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当局は現在病気が他の地域にも広がらないように農家に対しては蔓延地域では他の農場訪問をしないよう制限したり、作業者の移動と作業記録も義務化。また、苗木を新しく購入する時はその履歴を記録で残さなければならないなどの対策を実施しています。

また「細菌性の病気であるため早期発見がそもそも難しく、一度その症状がでると治す薬剤もないため病気がでたら切り倒して埋めること以外方法はない」と説明しており、農家については症状が見られたときは直ちに申告してほしいと促しています。
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