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現在、戦闘機のなかで最高性能があるとされているのはこの5世代戦闘機です。それを長らく実戦配備し運用してきたのはアメリカのみだったものの、最近ではそれ以外の国でも生産されるようになってきました。これに関してトルコは独自に開発している第5世代戦闘機のプロトタイプを発表しました。

海外の軍事系ニュースサイトによると、トルコが開発中の第5世代戦闘機に関して現在の予定として2023年3月中旬に試作機を初めて発表すると発表したと報じています。

土耳其雄心勃勃打造国产五代机,首架原型机亮相时间已定

トルコはアメリカなどが開発したF-35戦闘機プログラムから脱退したこと受けて、独自に第5世代戦闘機の開発に着手していたらしく、トルコ航空宇宙産業(TAI)のTemel Kotilにより試作機の開発が行われています。

現在その試作機となるTF-X戦闘機については記事によると、2万点の部品で構成されているといい、戦闘機の各種部品の製造は2022年までかかるととのこと。特に、「戦闘機の最も重要な部分となるエンジンに使用するチタン合金が最も製造が難しい部分」と説明しているもののTAIにはその製造技術はあると説明しています。

現在の予定では試作機のTF-X戦闘機には既存戦闘機のエンジンが搭載されるといい、その後、新しく開発されたエンジンを搭載する予定です。TAIはこの戦闘機を構築するためにトルコ国内企業や国際企業と協力しているとのこと。


具体的には「アセルサン社が自社製のアビオニクスとコンピューターハードウェアを担当し、ハヴェルサン社がソフトウェア開発を担当。TAIも独自のソフトウェア開発チームを持っている」と説明されており、TAIはウクライナの会社と協力して翼を製造を行っているとのこと。

また合わせてこの戦闘機用に準備された格納庫は今年中に完成する予定です。TF-X戦闘機プロジェクトについては機密性が高いこともあり、一般的な戦闘機用のものではなく専用格納庫を設け閉鎖状態になるとのことです。