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銀河や星雲など私達が普段目にする宇宙画像の多くを撮影してきたハッブル宇宙望遠鏡。これに関して搭載されているメインコンピュータにトラブルが発生し正常に動かない状態に陥ってると報じられてます。

海外メディアにようるとトラブルが発生したのは2021年6月13日(米時間)で、現在ペイロードコンピューターという科学機器を制御・調整する重要なメインコンピュータが自動的にシャットダウンするトラブルがあったと報じています。

これに関してNASAの管制チームは単純に「停止の原因がメモリモジュールの劣化だろう」と推測。翌日14日にシステムを再起動したものの再び自動的にシャットダウンしてしまったとのこと。そこで更に2日後16日に故障した可能性があるメモリーを切り替えるためバックアップメモリーモジュールに切り替えを行うため再起動したものの失敗したといいます。
これに関してNASAは「バックアップモジュールを開始するコマンドが完了できなかった」と話しています。
そして更に翌日17日夕方、システム診断を行うためにメインとバックアップ両方のメモリーモジュールを同時にオンラインにしようとしたところ、この方法もうまくいかなかったとしています。


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ハッブル宇宙望遠鏡に関しては同様のトラブルはこれまでも2008年、2018年、2019年と何回も発生しているといい、今年3月には別のメインフライトコンピュータが停止してしまいこれの修復にも数日費やしていたとのこと。その他にもハードウェアレベルの問題も複数報告されており、設計寿命15年の実に2倍の運用が行われておるこの望遠鏡については今後もトラブルが頻発していくものと考えられます。

一方でNASAは事実上のハッブル宇宙望遠鏡の後継となるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げを2021年11月に控えており、この打ち上げと運用開始をもって数年以内にもそろそろ引退ということが出始める可能性があります。
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