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今後本格的に始まる月を中心とする惑星探査に関して、欧州宇宙機関はその月面探査車、ローバーについてミルレム・​ロボティクスと契約し広範囲を走行距離にして数百キロという次世代探査技術の獲得を目指す予定です。

ミルレム・​ロボティクスによると今月22日、ESA、欧州宇宙機関と契約を結び惑星探査車に自社が開発した高度な自律機能を適用する一連のプロジェクトに適用されることになったと発表しています。

Milrem Robotics to expand its operational theatre towards the Moon - Milremツイッター

ミルレム・​ロボティクスはエストニアの企業で主に自律車両の開発を行っている他、これまで自律システムを搭載した軍用車両などの開発を行っています。

今回の発表について、宇宙と軍事それぞれに設計されるロボットに共通点は無いように思えるのですが、現在無人探査車には地形を読み取り自ら危険を判断し目的地まで走行するという機能が搭載され始めています。


ESAとしてはこの技術を今後実施予定のEuropean Large Logistics Lande(EL3)という地球に太陽系内の天体で採取したサンプルを持ち帰るローバーに適用するとしており、月面におけるローバーの最大走行距離は最大で300kmを予想しています。
操縦については地球上の運用チームが担当するものの、短い期間で走行距離を伸ばすには搭載した自律機能により人間の判断の介入なしに自ら地形を判断し走行するという技術が必要不可欠になります。

ミルレム・​ロボティクスは今回の契約に関して「革新的な開発においてESAと協力できることを非常に誇りに思っています。弊社の科学開発となるタルトゥ大学及びタルトゥ天文台と協力し、月や惑星のミッションに最適な機能を提供できます」と発表しています。