海外メディアによると、今月29日に報じられた内容としてイギリスに暮らすとある親が息子に1時間ゲームをプレイさせたことで車を売らなければならない自体に陥ったと報じられています。原因はもちろんゲーム内の課金要素です。
デイリーメールによるとウェールズのコルウィン・ベイという地域に住むムハンマドさん(41)は、Appleからの請求書をうけとったところ自分の目を疑うことになったといいます。そこには1300ポンド(約20万円)という額が記載されていたためだといいます。
原因は彼の7歳の息子です。自分のスマホをつかいゲームを利用した時間は1時間程度。しかし息子がプレイしたゲームは無料ゲームで、ムハンマドさんは請求書を見て「最初は詐欺だと思った」とのこと。
▼売りに出すことになった車、右上は原因を作った低品質のガチャゲー
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しかし、彼は請求書の確認してみると息子がゲーム内で購入した金額という事実に気づいたといいます。息子はゲーム中は、アプリでアイテムなどを購入する「アプリ内課金」をしたためでした。つまりゲームそのものは無料ですが、強いアイテムや便利なアイテムを手に入れるために『ガチャ』というランダム要素のあるクジをひく必要があり、1回あたり1.99〜99.99ポンド'(300円~15000円)ほどの支払いが合計で29回も行われていたといいます。
この事実を知ってムハンマドさんは「お金を支払うために自動車を売った」と話しています。また、同時に息子が「アプリ内部決済が無制限にできるとは知らなかった」と話し、アップル側に返金を要求したといいます。その結果、アップルはムハンマドさんの要求に対して207ポンド(約31000円)は返金してくれたといいます。
この額については不明なのですが、ゲーム内で使われていなかったお金の量だったと考えられます。
この額については不明なのですが、ゲーム内で使われていなかったお金の量だったと考えられます。
一方アップル社は現地メディアの取材に対して個々の事例について直接言及はしなかったものの、「このようなことを非常に深刻に受け止めいる」としている一方で、「親が予防措置を取るべきだ」と主張しています。
▼ムハンマドさんとヤラかした息子
▼ムハンマドさんとヤラかした息子
同様の出来事はこれまでも世界中で発生しており、2017年にイギリスで11歳の子供が2週間アプリゲームをした結果、6000ポンド(91万円)が請求されることがあったものの後に返金されました。
一方、2014年にアメリカでは、アップルは米国連邦取引委員会(FTC)と親承諾なし子供がアプリ決済を進めて紛争が生じた顧客に対して約3250万ドル(約35億円)を返金することに合意しています。
一方、2014年にアメリカでは、アップルは米国連邦取引委員会(FTC)と親承諾なし子供がアプリ決済を進めて紛争が生じた顧客に対して約3250万ドル(約35億円)を返金することに合意しています。
米国連邦取引委員会によると、Appleが一回の購入の承認をすると15分間アプリ内決済時のパスワードを入力しないようにできるシステムになっていることについて親には十分知らせなかったと問題を指摘していました。
参考
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