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核保有国の一つとしられるインドに関して、国防省傘下の防衛研究開発機構(DRDO)は従来型の弾道ミサイルの派生型となる中距離弾道ミサイル『Agni-P』の試験に成功したと発表しています。

DRDO(ツイッター)発表によると現地時間2021年6月28日午前10時55分、インド東部に位置するアブドゥル・カラム島から新世代の核兵器搭載可能な弾道ミサイル『Agni-P』の発射試験に成功したと発表しました。『Agni-P』は今回予定された高度と制度で飛行することができたとしており、性能としては射程が1000~2000kmの中距離弾道ミサイルになります。

今回の発射に関してラージナートシン国防相は「Agni-Pには複合材、推進システム、革新的な誘導および制御メカニズム、最先端のナビゲーションシステムなど、多くの高度な技術が導入されています。インドの信頼できる抑止力をさらに強化するだろう」とツイッターで述べています。

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このミサイルについては1994年に初試験され現在配備されているAgni-Ⅰ、1999年に初めて試験されたAgni-Ⅱ後継のミサイルとして開発が進められているものです。このミサイルは固体燃料がつかわれている2段式となっています。

ディフェンスブログによると、従来型に比べミサイルの発射に必要な時間を短縮ができるようになっており、ミサイル本体の保管と機動性の向上もあると説明しています。