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韓国メディアによると、国産の軍用機などの開発を行っている韓国航空宇宙産業(KAI)が今年だけで2回のハッキングを受けたことに関して、KF-21戦闘機など最新鋭機の設計図が流出した可能性があると報じられています。

韓国メディア、連合ニュースによると先月30日、複数の韓国政府筋の話しとして韓国航空宇宙産業(KAI)が今年2回ハッキングされた一連の出来事について資料が外部に流出した可能性があると報じています。

韩媒:韩国战机研发厂商遭黑客攻击,KF-21战机设计图可能外泄

報告書によると、韓国国会の諜報委員会の役員であり、国軍党の国会議員は「韓国国防庁が韓国の航空宇宙産業がハッキングされたことを認めた」と述べ、その中には韓国が先日プロトタイプを発表したばかりのKF-21戦闘機の設計図も含まれているかもしれないと述べています。

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問題はこれだけではなく、韓国の軍関係者の話として軍用グレードとなる無人航空機やFA-50軽攻撃機、レーダー、およびヘリコプターに関する関連情報も流出した可能性があると推測しています。このよう技術は当然韓国だけで開発されているものではなく、欧米の大手軍需企業と協力して技術開発を進めているものも含まれており、関連技術が流出すると外交問題まで引き起こす可能性があると指摘しています。


韓国航空宇宙産業は2021年6月28日時点で警察にハッキングの被害を報告しており、捜査機関と積極的に協力して真実を明らかにすると述べています。

今回流出したと考えらているKF-21 ポメラは2021年4月9日にKF-X試作1号機の出庫式が行われ愛称が「ポメラ」と発表されました。今後に予定としては2022年に初飛行、2026年までに一連の開発を終了する予定としています。
また生産については2028年までに40機、2032年までに120機を韓国空軍に配備する計画が発表されています。