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最も高度かつ洗練された軍隊をもつアメリカ。その活動範囲は地球全体になっているのですが、問題は今後アメリカの国益が『月』達した場合です。これに関して、軍隊の活動範囲が宇宙、特に今後活動が盛んになる月にまで達する可能性はあるのでしょうか。

宇宙と軍に関しては昔からかる程度の関連があります。そもそも現代のロケット技術は第二次世界大戦中にドイツ軍が開発したV2というロケットに起源をたどることができ、アメリカはそのロケットと技術を元に初めて宇宙から地球を撮影することに成功しています。

その後も有人宇宙飛行時代に入ってもパイロットは軍人出身者が多くいます。現在どのくらいの割合を占めているのかは不明ですが、いずれにしても宇宙活動と軍は切り離せない分野です。

そして今後、その活動範囲が地球軌道を外れ月軌道そして月面に移ることになります。アメリカではゲートウェイという小型宇宙ステーションを月軌道上に建設し、月面にも基地を建設する予定が組まれています。これに合わせるように中国とロシアも月面探査(基地)の建設を発表しています。




これに対して米軍側はどのように国益を守ろうとしているのか。あくまで表立った動きは確認できていないのですが、米空軍研究所は軍の研究およびその技術プログラムに関して、月の軌道またはその軌道内にある宇宙の領域に拡大することを長年提唱していることが明らかになっています。

これに関して米空軍研究所の空軍大差は「商取引が月を超えて広がるにつれて、宇宙領域の認識とセキュリティを提供できるように、これらの固有の課題を理解して解決することが重要です」という趣旨の説明をしています。(参考)

どういう意味なのかは不明なのですが、いずれにしても今後の有人月面探査は月の極、つまり氷があると考えられる地域を含むものになっており、言い換えれば日本を含めた西側の月面探査位置と中国やロシアの月面探査位置と被る可能性が非常に高くなります。
当然そうなると何らかの衝突や妨害、または双方から難癖がつけられるなどの可能性があり、相応の軍事力が配備されることも考えられます。

これは地球上でも同様であり、ロシアは北極海開発に合わせる形でそれに似合った軍事力を配備しており「軍事力が宇宙に適応されることはない無いだろう」と考えることに無理があります。当然、月面基地にミサイルやレーザーを配備するという規模に至らなくとも、何らかの非攻撃的な軍事的な装置、例えば軍事用のレーダーなど条約に抵触しないものは設置してくる可能性が考えられます。
不要な混乱を起こさないためにもまずは西側、中国・ロシア側と「どのラインまでなら許すことにするのか」など事前の話し合いが今後重要になってくると考えられます。
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