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中国の大学を始め学生はほぼ全寮制になるのですが、その寮に届けられたのは大量の氷です。実はこの寮にはエアコンがなく大学側は氷を配る形で対応したものの反応は当然イマイチだったと報じられています。

Record Chinaによると、学生寮に氷が運びこまれたのは河北省邯鄲市にある『邯鄲学院』という都市部の大学で、先月27日1個50kgの氷の塊が合計で1000個、実に50トン相当です。

なぜ氷が運び込まれたのか。タイトルや見出しでも紹介したように実はこの学生寮にはエアコンがなく唯一扇風機を動かせる程度だとしています。

氷が運び込まれた様子が大学の学生らにより撮影されネット上で話題に。作業員が氷を砕きながら学生らがお盆など容器を片手に受け取っていたとのこと。なぜこのよな氷を手配する対応を行ったのか。この都市では先月末に気温が39度に達する日がでるなど酷暑になったとしています。

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氷を受け取った学生らの話が記載されているのですが、学生寮は6人部屋で夜は熱くて目を覚ましては階段にでて熱を冷ますなどの対応しかできないとのこと。氷を受け取った学生らの話しによると「寮内に氷を持ち込んでもいくらか気温が下がった気がするけど直ぐに溶けてしまった」と話しており、結局のところ何の意味も無いと不満の声があったとのこ。

この寮は1970年に建設された今から50年ほど前のもので電力の問題からエアコンが設置できないとしています。ただ大学側は当局にこの問題はすでに報告しており、極力早くエアコンが取り付けられるよう対応を行っているとしています。