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数年ほど前から日本ではアニメなどに登場するダンスを踊るという「踊ってみた」というジャンルが人気ですが、これに関して先日中国で『旅順博物館』という戦争に関する施設の前でこれを行った結果、無事に炎上する出来事があったと報じられています。

2021年7月4日、観察者網は、中国で人気のメイク動画制作者の女性が日本のロリータ風衣装を着て遼寧省の旅順博物館前でダンスをした動画を公開して炎上したと報じた。記事は、メイクのクオリティーとともにメイク中の軽妙なトークで人気を博し、中国の動画サイト・ビリビリで670万人以上、中国版ツイッター・微博で228万人以上のフォロワーを抱え…

Record China
今回やらかしてしまったのは『機智的党妹』という中国で活動する人たちです。フォロワー数が中国の動画サイトで670万人という桁違い人数を誇っています。しかし、先日、中国東部、黄海に面する遼寧省にある『旅順博物館』の前で「踊ってみた」というジャンルのダンスを投稿したところ、日本でいうところの「不謹慎だ」という意見が相次ぎ炎上する事態になったといいます。

記事によるとこの博物館は『日露戦争の激戦地となり日本の中国侵略と繋がりの深い場所として認識されている』らしく、その旅順博物館の前でダンスをしてしまったことで炎上したという流れです。

ただこの場所の映像は全体の30秒だけであり、映像の一部ということになります。しかし、この炎上を受けて機智的党妹は数日後に謝罪したものの、その動画が短かったことをうけて「謝罪が短すぎる!」などとよくある展開になり、また後日謝罪することになったとのこと。

なぜこのような場面でダンス映像を作ったのかは記載はないものの、元のダンスとなった背景と同じにしたかった可能性があります。このような動画については日本でも過去に広島の原爆ドームを遠くに映るような構図にした結果「不謹慎だ」などと同じような理由で炎上した出来事があります。

ただ、このような動画の背景には「人気者を叩きたい」という心理がはたらく事が多く、今回はそのような妬みも加わった炎上になったと考えられます。