このプログラムはCo-operative Strike Weapons Technology Demonstrator（CSWTD）というもので、2021年4月から2年～3年かけ開発され、5年以内にミサイルに対してスマートな統合ネットワークを埋め込むとしています。

£3.5-million investment for smarter missile systems - GOV.UK
UK Ministry of Defence developing missiles that talk to each other

専門家によると「現在、ミサイルは発射装置と通信することはできてもミサイル本体が互いに通信し合うことはできません」「このプログラムの目的は軍事的な課題を解決するためミサイル間の通信と協調行動を技術的に達成する方法を調査することにある」としています。

なぜこのようなミサイルが必要なのか、国防相によると「革新的な新しいミサイルシステムは防衛が将来の驚異に対応するために機能を強化する必要がある」と説明しています。

現在、ミサイルはデータを収集し、状況を判断し、目的を達成するために状況に応じて計画を変更することができるという本当の意味で賢い兵器が登場しているといいます。しかし、そのような兵器であったとしても100%の効果を発揮するにはミサイル同士がチームとして活動できる環境が必要だと判断されているらしく、状況に応じて敵を倒すという行為については仲間のミサイルに情報が伝えられないというのはかなりの欠点になっているとのこと。


何を言いたいのかよくわからないのですが、例えばミサイル本体がレーダーを用いて敵を狙ったもののそれがダミーだった場合、通信機能を用いることで次にやって来るミサイルがダミーではなく本体側を狙うように切り替えるような装置になる可能性があります。
これ以外にも新たな重要な目標が現れた場合では、ミサイル同士がどのターゲットを狙うのか判断し合うことができるようになるかもしれません。

これらは有人機側が再設定することもできると考えられるのですが、遠距離から敵を捕捉してる有人機側ではなく、ミサイル同士が近距離で通信し合うことで遅延を低減できたり、妨害などにも強くなる可能性があります。